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人から頼りにされると、協力したくなる 黒澤 佑希子
我孫子市で長年ボランティア活動をされている松本守正さんにお話を聞きました。松本さんは東京都葛飾区出身。結婚後、柏市に住んでいましたが、軽い気持ちで訪れた我孫子市をとても気に入り、20代後半で引っ越し。以来、60年近くこのまちに住んでいます。
【地域の子ども達と過ごした日々】
昔から子どもと接することが大好きだった松本さんは、根戸小学校のあびっ子クラブ(放課後子ども教室)の立ち上げにも携わりました。ショートテニスが得意だったので、子ども達に教えながら一緒に体を動かして遊んだりしていました。立ち上げから数年後、優れた「地域による学校支援活動」推進にかかる文部科学大臣表彰を受賞。あびっ子クラブは非常に注目され、全国各地からたくさんの方が視察に来ました。
【はんこの達人】
体育指導員(現スポーツ推進委員)や社会福祉協議会委員も経験し、近年では消しゴムはんこを手彫りしてイベントなどで地域貢献されています。松本さんの作る消しゴムはんこは唯一無二。既製品にはない、味のある温かさがあります。あびこ子どもまつりや滝前不動の新春スタンプラリーをはじめとした、我孫子市内のイベントで大活躍。イベントで実際に使うはんこを作って提供したり、ワークショップで子ども達に彫り方を教えてきました。消しゴムはんこを作るようになったきっかけは、定年後にNHKの趣味講座を見てからといいます。「もともと手先は器用。物を作ること大好きだった。でもまさかここまで続けられるとは」と、自分でも思いがけず得た「天職」だと感じています。
【人から頼りにされると協力したくなる】
ある時、イベントに遊びに来た女の子に「松本さんの消しゴムはんこは神の手で作られた」と言われたことが嬉しくてと目を細めます。今までさまざまなボランティア活動をしてきた原動力は「人から頼りにされると協力したい」という気持ちだといいます。「自分の好きなことをして相手に喜んでもらえたら最高」と楽しそうに話して下さいました。
【好きなことなので、全然苦にならない】
優しくて親しみやすい松本さん。インタビュー時にもご自身が作った消しゴムはんこをたくさん持ってきてくれました。「作業に時間がかかるけど、好きなことなので全然苦にならない」と、次々に作品を見せて下さる姿を見て、純粋に人と関わること、子どもたちと過ごす時間が大好きなんだなと感じました。世代を超えた交流はオンラインが主流の現代においても大切なこと。自分の子どもも松本さんのような方に暖かく見守ってもらえたら安心です。
インタビュー後に急遽、消しゴムはんこの彫り方を教えてくれました。松本さんの教え方がとても上手で、私のような初心者でも簡単に、かわいいはんこが出来上がり嬉しかったです。